自動車保険に加入するときに気をつけるポイント

保険の支払い能力の高さなどを考えるとやはり大きな損害保険会社が安心といえるでしょう。ただし会社の大きさではなく格付け機関などによる第三者の査定をもとにして判断するのがいいでしょう。国内の大手では東京海上火災、三井海上火災、安田海上火災などがありますが、これらの会社はたしかに、代理店の教育も行き届いており、マーケットのシェアも高く、安心できる会社といえるでしょう。その反面、大手の会社は契約者が多いため、年齢による格差をつけにくいなどのこともあります。

そういう意味で中小の損保会社の場合、競争力が弱い分、リスク区分を細分化し、中高年層  に有利な保険料を設定していたり、大手にできないきめ細かいサービスを提供しているところもあります。

また外資系の損保会社も中小損保と同様に、保険料の自由化を契機にできるだけリスク細分化をしようとしています。アメリカンホーム保険とチューリッヒ保険がその代表ですが、いずれも通信販売で売り出し、代理店への販売委託手数料をカットすることでコストダウンをはかり、保険料の割安感を前面に押し出しているのが特徴です。

外資系でもAIU保険のように代理店販売をしているところもあります。

一般に代理店販売をしている損保会社は事故が起きたときにスムーズだと言われていますので、保険料の安さだけでなくこのへんのことも選択のひとつとしていくべきでしょう。

これからはインターネットなども利用して情報収集し、自分に適切な保険を自分でみつけていく時代だと思います。

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