自動車保険の特約について

このページでは、自動車保険の特約について掲載しています。色々な特約があります。

家族限定特約について

運転するのが本人または家族だけの場合、「運転者家族限定特約」を利用すれば、保険料が5%割引となります。但し、契約できる車は「自家用普通自動車」「自家用小型乗用車」「自家用軽四輪乗用車」の3車種に限定されます。また補償の対象となるドライバーは、「記名保険者と配偶者」「同居の親族」「別居の未婚の子供」に限定され、そのほかの人は対象にならないため契約するときに注意が必要です。

ファミリーバイク特約について

車とは別に原付のスクーターやファミリーバイクなどを利用している人にお得なのが「ファミリーバイク特約」です。この特約をつけておくことにより、125cc以下のバイクについて「対人賠償事故」「対物賠償事故」「自損事故」を起こした場合、車と同じ条件の保険金が支払われます。特約をつけられるのはSAP、PAPだけという条件がありますが、家族全員を補償、所有するバイクも何台でもOK、他人から借りたバイクの事故でも補償の対象となります。ちなみにこの特約の一般的な保険料は1000円/月とかなり割安になっています。

代車費用・代車提供特約について

通勤や通学に車を使っていて、仮に事故などでその車が使えなくなった場合に役立つのが「代車費用・代車提供特約」です。これは事故により損害を受けて修理にだすときや買い替えが必要な場合、レンタカーなどの代車費用を一定期間支給してくれるというものです。たとえば三井海上火災の「代車費用担保特約」では全損の場合最大30日間(ただし盗難事故を除く)、レンタカーなどの代車費用が支払われます。また千代田火災海上の「車両保険代車提供特約」では、代車にかかる費用ではなくレンタカーそのものが現物支給されます。(最大30日間)

身の回り品担保特約について

従来の車両保険では車内の荷物など、本体以外については対象外でしたが、こうした個人所有のものに対する損害を補償してくれるのが「身の回り品担保特約」です。補償の対象となるものは、車の車室・トランク内・キャリアに固定された身の回り品に対して保険金が支払われます。衝突や接触事故だけでなく盗難事故に関しても保険金が支払われます。保険料は等級によって異なりますが、概ね100〜200円/月程度で契約できます。

免責金額ゼロ特約について

車両保険の契約では、車種や用途によって免責金額(相手から回収する金額が一定額に満たないときに自己負担しなければならない金額のこと)を決めることになっています。自家用5車種の場合の免責金額が7〜16等級の場合で「一回目の事故は5万円、二回目以降は10万円」と「一回目の事故から10万円」「一回目の事故から15万円」の3通りがあります。たとえ事故を起こして修理に5万円かかる場合、回収額が3万円では自己負担が2万円、かりに回収できなければ全額自己負担になります。ここでSAPの「免責金額ゼロ特約」では相手の回収額にかかわらず1回目の自己負担はゼロになります。ただしこの特約が受けられるのは7〜16等級の優良契約者に限ります。

自動契約特約について

従来は保険満期時については保険会社や代理店がハガキや電話によって、契約者本人に通知するのが一般的でした。しかし98年よりスタートした「自動継続特約」により、条件変更がない場合、満期時の内容で自動継続できるようになりました。これによりうっかり継続手続き忘れということがなくなりました。ただし、口座引き落とししている場合、残高不足などで引き落としできなかった場合、1回目の支払い遅れは大目にみてもらえますが、2回目以降に支払いがない場合、事故がおきたとき保険がおりないということになりますので注意が必要です。

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