保険会社が破綻した場合の対応

加入している保険会社が破綻してしまった場合は、引き受け会社が決まり破綻処理が決定されるまで、保険の解除や変更ができなくなります。この時点では、待つしかありません。

破綻処理が決定すると、条件変更を説明する手紙が送られてくるのでこれを確認します。読んでもよく理解できない場合は保険会社に連絡をとって確認してください。破綻後の対応策としては「継続する」「解約する」「払い済みにする」などあります。

・継続する場合
加入していた保険が、定期保険などの掛け捨ての場合や、掛け捨ての割合の高い定期付き終身保険の場合は、解約してはいりなおすよりは継続したほうがお得です。

・解約する場合
すぐに解約するか、早期解約控除の期間が終わってから解約したほうがいいかなど、解約返戻金がいくらになるかを比べてみてお得なほうを選びます。早期解約控除では、破綻後8〜10年の間に解約すると、破綻によって減額された解約返戻金からさらに2〜20%が差し引かれます。解約する場合でも、早期解約控除がなくなってからのほうが一般的に損は少なくなるのが普通です。

・払い済みにする場合
払い済みにすると、解約してもそのお金は引き出せず、早期解約控除も適用されず、全額が保険料にあてられるので、これ以上保険料を払うのはイヤだけど、死亡保障は残しておきたいという人に良い方法といえます。

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