保険会社の破綻について
近年ニュースでもたびたび報道されていますが景気低迷などにより金融機関や保険業界の破綻が相次いでいます。このことから長い間信頼されてきた保険会社に対する世間の見方も変わってきています。実際週刊誌などにも「この保険会社は破綻の可能性がある」などの記事が多く特集されたり、マスコミも保険会社の危険性について報道しています。保険会社の健全性を審査する金融庁に関しても、破綻寸前まで「問題ない」とコメントするなどのこともありなにを信じていいのかわからないというのも現状です。
また、万一破綻した場合に備えて、生命保険契約者保護機構による資金援助の仕組みも用意されてはいますが、加入各社による負担限度額の5600億円に対して、過去の破たん処理によって、すでに5380億円が使用されているため、今後さらに援助が必要になると公的資金(税金)の投入に頼らざるを得ない状況にあるというのも事実です。
そんなこともあり契約自身が、風評に惑わされず、契約しようとしている保険会社の経営の健全性を自らチェックする必要があります。具体的には、後で説明する「ソルベンシーマージン比率」や「格付け機関による信用度」を調べる必要があります。