生命保険の見直しをする!〜転換〜
「転換」とは、今入っている保険をいったん解約し、解約返戻金を新しい保険の頭金にして加入することで、保険を見直す際に知っておいた方がいいものです。
しかし、実際メリットがあることない場合が多いため注意が必要です。保険に入って数年すると担当者から、たとえば子供が生まれたから3000万円の保険を、転換して4000万円に増やすようなことをすすめられますが、こういった場合、「転換」の意味がありません。大損することになります。もし保障を増やしたいなら「増額」か「新規加入」したほうがいいです。
また、悪い転換の例として、「定期付き終身保険」を、さらに大きな「定期付き終身保険」にすること(自由設計型保険への転換も同様)が考えられます。保険会社にはメリットがあるので強く勧められたりしますが、実際にはメリットはありません。保障が足りないなら「増額」するか「新規加入」したほうが良いです。もし契約している保険会社に希望するような保険がなくても、ほかの会社や共済にあることも多いので調べて問い合わせてみることをおすすめします。
とにかく保険販売員の言いなりの「転換」はやめましょう。保険会社としてはたくさんの保険料を払ってもらいたいので、高額の保険の見積もりを最初にもってくるということを忘れないでください。
では、どのような場合、「転換」が役に立つのでしょうか。
保険の種類を変えるときは「転換」すると、メリットがでることもあります。たとえば、「終身保険」に入っていたけど「年金保険」に変えたいときは、解約して「年金保険」に新規加入するより「転換」のほうが得になります。他には、40才満期の「養老保険」にはいっていたけど、55歳までの大きな保障と終身の保障が欲しいので「定期付き終身保険」」に変更する場合も考えられます。