個人年金の種類

老後の日常生活費は公的年金で補いたいところですが、実際生活するには不足気味で、ゆとりある老後生活のためにはこの不足分を補わなければなりません。
※)年金には「公的年金」「個人年金」「企業年金」があります。

そこで、「個人年金」に注目してみましょう。
※)個人年金とは、生命保険会社を含め、銀行、郵便局、証券会社からも「○○年金」という名前で個人年金が多数売りだされていますよね。それです。

個人年金のなかにも、人の生死に関係なく行って期間だけ年金が支払われる「確定年金」といわれるものや、被保険者の死亡まで年金を受け取ることができる「終身年金」、一定の保証期間中は被保険者の生死に関係なく年金が支払われ、その後は生存している限り年金が支払われる「保障期間付終身年金」、一定の期間中、被保険者が生存している限り年金が支払われ、一定期間中に被保険者が死亡した場合、遺族は受け取ることのできない「有期年金」、一定の保証期間中は被保険者の生死に関係なく年金が支払われ、その後は生存している限り一定期間中年金が支払われる「保障期間付有期年金」のような種類があります。
※)ちなみにこのなかでも「確定年金」と「保証期間付終身年金」に加入者が集中しています。

また年金額による個人年金のタイプとして、支払われる年金額が毎年同じ額の「定額型」、支払われる額が毎年逓増していく「逓増型」、当初数年間の年金額が高額になっている「前厚型」の3タイプに分けることができます。

なお、個人年金の保険料は、保障期間が長くなればなるほど、また年齢が高くなればなるほど、保険料も上がっていきます。終身年金については男性より女性のほうが保険料が高く、確定年金については女性より男性のほうが高く設定されています。個人年金の保険料は生命保険と比べると割高感があります。

また個人年金の加入は、当初から個人年金に加入するタイプと、終身保険などの保険料払込期間満了後に個人年金に移行するタイプがあります。個人年金は公的年金までのつなぎや公的年金の上乗せとして利用するのが基本となります。

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