その他の保険3
その他の保険について解説していきます。ちょっと長いので、その他の保険1、その他の保険2、その他の保険3という感じで分けています。
リバースモーゲージ
生命保険会社では取り扱っていませんが、一部の地方自治体などで扱っているものにリバースモーケージという保険があります。これは所有する土地や家を担保にして老後生活資金の融資を受ける代わりに、死亡後にその資産が売却されて融資が一括返済されるという仕組みの保険です。土地や家などの資産をもっているけれど子供がいないといったお年寄りに適した保険といえるでしょう。
JA共済
JA共済とは、農家組合員の生命や財産を保障している保険のことで、生命保険会社が取り扱う商品とほぼ同等です。組合員以外でも、「員外利用」や「准組合員」になることで、組合員と同様に利用することができます。ちなみに、JAごとに各共済種類の利用高の2割まで組合員以外の利用が認められていますし、出資金を支払えばだれでも准組合員になることができます
JA共済の生命共済の被共済者は約1600万人にものぼり、日本人の9人に1人が加入していることになります。JA共済の生命総合共済は盛りだくさんで、その中でも「医療保障」の充実に力をいれているのが特徴です。またJA共済では、生活習慣病予防や体力づくり、介護・リハビリなどについて、看護婦とケアマネージャーによる無料電話相談サービスを実施していたり、健康情報やクッキング情報を無料で提供するFAXサービスなどもあります。
※)JA共済を正確に書くと、農業協同組合(JA)の共済です。
全労済
全労済とは、生協法に基づき、厚生労働省の認可を受けて設立された共済事業を行う共同組合のことです。出資金1,000円を払い込めば誰でも組合員になることができます。全労済では生協の共済事業の特質を生かし、生活全般に関する共済を実施しており、具体的には、医療保障。遺族保障、年金などの生存保障から、火災などによる住宅・家財の保障など、組合員の生活保障設計を障害にわたって総合的にカバーしています。代表する商品は「こくみん共済」で保障額は最高1,200万円、これでは少し不安の人には、保障額が最高3,000万円の「せいめい共済」もあります。契約期間は5年または10年で、満55歳以上の方は満80歳までの長期契約ができます。共済金は一括で受け取ることも、年金として受け取ることもできます。
ちなみに、全労済の正式名称は「全国労働者共済生活協同組合連合会」です。
新こくみん共済
全労済の「新こくみん共済」は1年毎の更新で最高80歳まで加入することができます。月々1,800円の掛け金で、死亡、入院、後遺障害、通院などを幅広く保障する「総合タイプ」のほか、保障ニーズの高い入院保障に特化した「医療タイプ」、60歳以上のシニアに特化した「シニア総合タイプ」や「シニア障害タイプ」などいくつかのタイプがあり、ライフプランと必要な保障にあわせて「新こくみん共済」を選ぶことができます。就職したばかりで高額な死亡保障は必要ないけど、生命保険にはいってみようかなと考えているような人には掛け金もリーズナブルでおすすめです。