その他の保険1
その他の保険について解説していきます。ちょっと長いので、その他の保険1、その他の保険2、その他の保険3という感じで分けています。
自由設計型保険
貯蓄と、保障の2つに部分で構成されている保険のことですう。アカウント保険とも呼ばれます。
具体的に説明すると、毎月支払う保険料が、死亡保障、医療保障、介護保障などにあてられる保険料(保障)と、貯蓄として積み立てられる保険料(貯蓄)に分けられています。なので「転換や保険料をあげることなく死亡保障を増やすことができる」「毎月支払う保険料を増やさなくても更新ができる」「保障額を買えずに保険料を減らすことができる」といったメリットがでてきますし、また「積み立てていた貯蓄部分を自分のお金として引き出すことができる」「ボーナスなどの資金を貯蓄部分に入金することができる「払い込み終了後に、貯蓄部分は無審査で終身保険に移行でき、年金や一時金で受け取ることができる」といった特徴もあります。
定期付き終身保険は、貯蓄性の高い終身保険に、死亡保障のための定期特約を付加したものですが、通常は掛け捨ての定期特約の部分が大きいことから、死亡保障が小さくなったり特約を更新すると保険料が大幅にあがったりすることがあったことことから、定期付き終身保険に代わる保険として誕生しました。
こども保険
子供の教育期間(教育資金が必要な時期)に、親が死亡した場合、保障される保険のことです。親が死亡した場合でも契約は継続し、以後の支払いが不要になるという点も、こども保険の大きな特徴です。また子供の入学にあわせてお祝い金も支払われます。
保険会社によって組み合わせ方は異なりますが、基本的な仕組みとしては、保険の満期(18歳、22歳など)に満期保険金が支払われるほか、子供が小学校や中学校、高校、大学に入学するときにも祝い金と呼ばれる保険金が支払われます。また、保険期間中に契約者(父親など)が死亡すると、それ以降の保険料は払う必要がなくなり(祝い金や満期金は受け取ることができます)、また保険によっては「育英年金」が支払われるものもあります。
保障が大きいものほど利回りは悪くなり、現在では支払った保険料よりももらえる保険金のほうが少なくなってしまうというものがほとんどです。ちなみに現在一番利回りがいいのはソニー生命の「学資保険」といわれています。
子供保険には18歳満期(高校卒業)と22歳満期(大学卒業)のものがりますが、18歳満期のものがオススメです。というのも、大学入学のときに一番多くの学費がかかり、22歳満期で契約した場合、18歳のとくに受け取れる保険金は少なく、大学在学中も保険料を支払いつづけなければならないからです。また、できるだけ高い利回りで積み立てたい人や父親がすでに十分な死亡保障をもっているならこの「こども保険」は不要であるといえるでしょう。こども保険に入ろうと考えている人は保障は父親の生命保険で確保しつつ、こども保険はあくまで貯蓄と考えておいたほうが良いと思います。
学資保険
「こども保険」の一種で、郵便局が提供しています。保険で、こどもの教育費を貯めて、親の死亡保障も、こどもが成人するまで確保するという保険です。保険期間は、高校入学目的の15歳満期、大学入学目的の18歳満期の2種類があります。また、保険のタイプとしては以下があります。
1.満期保険だけが支払われる(貯蓄性重視) 2.中学、高校入学時にお祝い金が支払われる 3.保護者が死亡したときに保険の満期まで年金が支払われる |
郵便局が好きであったり(銀行より安心と考えている方)、貯蓄は苦手だけど、毎月保険料が自動引き落としされるので、自動的にお金が貯まって安心と考える人には向いているでしょう。逆に、高い利回りで積み立てたいと思っている人や、父親の死亡保障が足りないので学資保険で補いたいと考えている人には向いていないでしょう。(こども保険をおすすめします)
団体信用保険
住宅ローンをくんだときに、ある意味強制的に加入させられる保険です。ローンの途中で死亡した場合、その保険金はローンの返済にあてられます。
変額保険
保険会社が、保険料を、株式や債券で運用して、運用の結果がよければ、死亡保険金や解約返戻金が多くなって、運用の結果が悪ければ、死亡保険金や解約返戻金が少なくなる保険のことです。運用実績によっては保険金が減ってしまうかもしれないというハイリスクな保険なため、一定額までは最低保障のあるようなリスクを減少させる条件のある商品が一般的です。
ちなみに変額保険は契約時に保険金額が確定していないのに対し、それ以外は契約時に保険金額が定められていることから「定額保険」と呼び区別されています。